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8月の練習について

8月の練習報告|「ピボット」から広がる、攻めのステップワーク

いつもバスケ教室Tanzaにご参加いただきありがとうございます。

8月は、「ピボット」をテーマに、ジャブステップ・トリガーステップ・シュートフェイクといった、1対1で相手とズレを作るためのステップワークに取り組みました。今回は、その内容と、子どもたちがどんなことを身につけたのかをレポートします。後半では、おうちでも取り組める練習のポイントもご紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

「守り」から「攻め」へ

タンザでは4月に「トラベリングしない足を作ろう」というテーマで練習を行いました。あのときの狙いは、どちらかというと「ボールを取られない」「反則を取られない」という、いわば守りの意識を育てることでした。

8月はその続編にあたります。トラベリングをしないという土台は変わりませんが、そこに「攻撃につながるステップを覚えていく」というポジティブな視点を加えました。守るための技術から、一歩踏み出して仕掛けるための技術へ。同じ「足を動かさない」という原則の上に、新しい引き出しを積み重ねていく1ヶ月にしました。

全ての土台になる「ピボット」

今月のキーワードは、なんといっても「ピボット」です。

バスケットボールには、ボールを持って止まったときに軸となる「軸足」と、自由に動かせる「フリーフット」という考え方があります。軸足を動かしてしまうと反則(トラベリング)になってしまうため、この軸足を保ったまま、フリーフットを使って体の向きを変えたり、相手をかわしたりする技術こそがピボットです。

子どもたちにはまず、「自分の軸足はどっちか」を意識するところから始めてもらいました。キャッチした瞬間に軸足を確認し、ホイッスルの合図に合わせてステップを踏む練習や、ドリブルからジャンプストップ、そしてピボットを踏んでパスを出す練習を重ねました。慣れてきたところで、ディフェンスのプレッシャーを受けながらピボットでかわしてパスを出す、少し実戦に近い形にも挑戦しています。

相手とズレを作る「ジャブステップ」と「トリガーステップ」

ピボットの土台ができたところで取り組んだのが、1対1で相手を抜くための2つのステップです。

ジャブステップは、フリーフットを素早く前に踏み出して「抜くぞ」と見せかけ、ディフェンスを横に反応させることで生まれる”横のズレ”を利用するステップです。ボクシングのジャブのように、鋭く速く出すことがポイントになります。正面を向いた状態から出すパターンと、横向きの状態から出すパターンの2種類を練習しました。

トリガーステップは、フリーフットを後ろに引いて低い構えを作り、そこから一気にドライブへつなげる、”縦のズレ”を作るステップです。ジャブステップが横方向の揺さぶりだとすれば、トリガーステップは前後方向の揺さぶり、というイメージです。

この2つを組み合わせながら、最後はウィングの位置からの1対1にもつなげていきました。

「ジャンプしない」シュートフェイク

3週目に取り組んだのは、シュートフェイクです。

シュートフェイクというと単純そうに聞こえますが、実は多くの子がつまずくポイントがあります。それは、フェイクのときについジャンプしてしまい、体が上に伸びきってしまうこと。こうなると、フェイクの後にドライブやパスへすぐ移ることができません。

そこで今月は、「軸足を動かさない」という8月全体のテーマをここでも徹底し、ジャンプせずにシュートフェイクを行う練習を重ねました。フェイクからオープンにドライブする、クローズにドライブする、あるいはジャブステップやトリガーステップと組み合わせるなど、いくつかのパターンを織り交ぜながら1対1に落とし込んでいます。

4週目は総復習

最終週は、ジャブステップ・トリガーステップ・シュートフェイクの3つを総復習する時間にあてました。1ヶ月かけて少しずつ積み上げてきたステップを、体に染み込ませることを目的にしています。

この1ヶ月で身についたこと

まとめると、8月の練習を通じて子どもたちは次のようなことに取り組みました。

  • ボールを持ったときに「軸足」と「フリーフット」を意識できるようになった

  • ピボットを使って、ボールを取られにくい体の使い方を練習した

  • ジャブステップ・トリガーステップという、1対1でズレを作るステップに挑戦した

  • シュートフェイクを、ジャンプせず軸足を動かさずに行う練習をした

おうちでもできる、簡単ステップ練習

「うちの子は普段どんな練習をしているの?」「家でも一緒に練習してみたい」という声をよくいただきます。8月のテーマは、実はスペースがあまりなくても、おうちで気軽に取り組めるものが多いので、ぜひ親子で試してみてください。

① ピボットの基本 ボールをキャッチしたら、まず「軸足はどっち?」と声に出して確認してみましょう。軸足を動かさずに、フリーフットだけを前・横・後ろに動かす練習を10回ずつ。慣れてきたら、軸足を軸にくるっと回るピボットターンを左右5回ずつ行ってみてください。

② ジャブステップ 軸足を決めてボールを持ち、「1・2・ジャブ」の合図でフリーフットを素早く前に出し、すぐに元に戻す動きを左右10回ずつ。ポイントは、軸足を絶対に動かさないこと、そしてフリーフットはできるだけ素早く・大きく出すことです。慣れてきたら、ジャブの後にドリブルで一歩踏み出すところまでつなげてみましょう。

③ トリガーステップ 軸足を決めて立ち、フリーフットを後ろにサッと引きながら腰を落として低い構えを作り、そのまま前に一歩踏み出す。これを左右10回ずつ。鏡の前で行うと、姿勢の確認がしやすくおすすめです。

④ シュートフェイク 軸足を決めて立ち、シュートを打つふりをしてから、ジャンプせずにそのまま一歩ドライブする動きを10回。慣れてきたら「シュートフェイク→ジャブステップ→ドライブ」のように組み合わせてみると、より実戦に近い感覚が身につきます。

どの練習も、完璧を目指す必要はありません。「軸足を動かさない」ということだけ意識できれば十分です。ぜひ楽しみながら、親子でチェックし合ってみてください。

ご不明な点や気になることがあれば、いつでも各教室の担当コーチまでお気軽にお声がけください。